2026/04/16
今からでも間に合う民泊開業 これからの市場と勝てる物件の作り方

民泊にも、「あの頃は良かった」という時代がありました。
今みたいに写真の見せ方だの、レビューの質だの、導線設計だのを細かく詰めなくても、とりあえず載せれば予約が入る。
そんな時代です。
極端な話、和室に布団。
写真は素人感たっぷり。
片手でiPhoneを持って、なんとなく撮りました感のあるバランスの悪い写真でも普通に埋まる。
今見たら「おいおい、実家かよ!」と言いたくなるような部屋でも、ちゃんと予約が入っていました。
当時はそれで回ったんです。
なぜかと言えば、単純にライバルが少なかったから。
もともと民泊は制度が整う前の無許可営業も多く、かなりカオスな時代がありました。
その後、2018年6月に民泊新法が施行されて違法民泊の一掃が進み、市場の風景が大きく変わります。
さらに、そのあとにやってきたのがコロナ禍です。
2020年以降は観光需要そのものが大きく落ち込み、せっかく残ったプレイヤーでも耐えきれずに物件を手放すケースが続きました。
なのでコロナ明けしばらくは、ある意味かなりやりやすい時期でもありました。
ライバルが減った後に需要が戻ってきたので、まだそこまで尖っていなくても勝負になったからです。
しかしその空気もずっとは続きません。
市場が戻れば、またプレイヤーが当然増えます。
しかも次に増えてくるのは、昔みたいな「とりあえずやってみた宿」ではありません。
写真も強い
内装も強い
レビューも強い
そういうマッチョな宿たちです。
昔なら普通に予約が入っていた部屋が、今は一覧の中で静かに埋もれていく。
これはもう、時代が変わったとしか言いようがありません。
今の民泊は、立地が良いだけでもダメ。
部屋がきれいなだけでもダメ。
スマホの小さな画面の中で目に止まって、見た瞬間に「ここ良さそう」と思わせないと厳しい時代です。
つまり、今から民泊を始めるなら必要なのは、「昔みたいに何でも回るだろう」という期待ではありません。
誰に泊まってもらうのか。
その人が部屋をどう使うのか。
写真1枚でどう伝わるのか。
レビューで何を言われるのか。
そこまで最初から考えて作ることです。
逆に言えば、今は雑に始める人が勝ちにくい分、ちゃんと作れる人にはまだ十分にチャンスがあります。
民泊はもう遅い。
そういう話ではありません。
ただ、「あの頃みたいに何でも回る時代」は、もう終わったということです。
今は、いい物件を拾う時代ではなく、勝てる形に作る時代です。













