2026/04/21
立地が良くてもレビューが良くても沈む宿がある Airbnb一本足打法の怖さ

流行る宿の理由は、あとからいくらでも言えます。
写真がいい。
内装がいい。
レビューがいい。
立地がいい。
このへんは、流行ってから見れば全部もっともらしく見えます。
でも本当に怖いのは、その逆です。
立地も悪くない。
レビューも悪くない。
価格もむしろ安い。
それなのに、ある日を境に急に予約が止まる宿があります。
じわじわ元気がなくなるのではありません。
昨日まで普通に働いていた人が、ある朝いきなり無言で会社に来なくなるみたいに、急に止まります。
これがなかなか気味が悪い。
実際、長く高稼働を維持していた部屋でも、突然失速することがあります。
レビュー評価は高い。
ゲストチョイスも維持している。
価格も周辺比較で弱くない。
駅からも近い。
普通に考えれば、だいぶ優等生です。
それでも止まる時は止まる。
しかも厄介なのは、改善しても戻らないことがある点です。
部屋をより使いやすく改装する。
写真をプロに撮り直す。
価格もかなり下げる。
ここまでやっても、昔みたいには戻らない。
ここまで来ると、こちらもだんだん悟ってきます。
Airbnbのアルゴリズム、思っているよりずっと気分屋だな。
同じ建物の中でも、動く部屋と止まる部屋が分かれることがあります。
説明文を寄せてもだめ。
価格を寄せてもだめ。
写真を改善しても、戻りきらない時は戻りきらない。
それを見るたびに思うわけです。
富岡義勇が炭治郎に言った
「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」
あれはたぶん、宿運営で言えば「Airbnbだけに頼るな」という話なんだと思います。
Airbnb一本に頼ると、表示順位が落ちた時に一気に苦しくなります。
しかも、その理由がこちらにはよく見えない。
レビューが悪いわけでもない。
立地が悪いわけでもない。
価格が高いわけでもない。
それでも急に空気のように埋もれていく。
これはかなり怖いです。
民泊は始めやすいです。
ただ、その代わり営業日数には上限がある。
自治体によっては、さらに厳しいルールもある。
つまり最初から、戦える日数も、打てる手も、そこまで多くありません。
その状態でAirbnbだけに依存すると、商売なのに運命共同体みたいになってきます。
その点、旅館業はハードルが高い。
でも、そのぶん通年で営業できて、Booking.com、じゃらん、楽天など複数のOTAにも広く出しやすい。
これが大きいです。
100人に見てもらう宿と、1,000人に見てもらう宿。
成約率が同じでも、予約数が同じになるわけがありません。
宿も人も、まず見てもらわないと始まらない。
中身が大事なのはその通りですが、その前に画面の中で止まってもらえなければ話になりません。
だから、流行る宿の理由を全部言い切るのは難しくても、埋もれる宿の入り口はだいたい見えます。
露出が足りない。
写真で止まらない。
そして、ひとつのOTAに人生を預けすぎている。
民泊をやるなら、Airbnbはもちろん大事です。
でも、Airbnbに全部を預けるのは危ない。
宿も商売です。
一本足打法は、当たれば飛ぶけれど、崩れる時も早い。
だからこそ、これからの宿運営は
生殺与奪の権を一つのOTAに握らせないこと。
これがかなり大事だと思っています。













