2026/04/28
民泊が迷惑なのではなく管理していない宿が迷惑なんです

民泊という言葉を出すと、
「近所に迷惑がかかるんじゃないか」
「ゴミが道路に散乱するんじゃないか」
「夜中に騒がれて警察沙汰になるんじゃないか」
と心配されることがあります。
この心配自体は、ごもっともです。
実際に迷惑な宿があるのも事実だからです。
無分別のゴミ袋が収集日以外に道路に散乱している。
夜中の騒音がひどい。
管理が入っているかも不明なほど全てが放置されている。
そういう宿が近くにあったら、嫌がられるのは当然だと思います。
ただ、そのうえで冷静に見ると問題は民泊という業態そのものというより、管理の質にあることが多いです。
実際うちでは7年間やってきて、近隣クレームは一度もありません。
警察を呼ばれたこともありません。
何千泊も回して、それでもゼロです。
なぜかと聞かれても特別なことはしていません。
ゴミを室内回収で外に出さない。
騒音を出さないよう入念な注意喚起。
まずはこの2つです。
マスメディアで取り上げられる民泊トラブルも結局はこのどちらか、もしくはこの両方が大半ではないでしょうか。
逆に言えば、ここをきちんと押さえていればトラブルの大部分は防げます。
しかも、注意喚起は予約者一人に送って終わりではありません。
民泊は一人が予約しても、実際には5人とか10人で泊まります。
予約者だけがルールを理解していても、宿泊者全員が同じ温度で理解しているとは限りません。
予約者だけへの注意喚起は、修学旅行の班長だけに注意して終わるのと、だいたい同じ結果です。
だから大事なのは、現地で全員に認知させることです。
うちでは、室内のルール表示を文字だけではなく分かりやすい絵の入った多言語で貼り出しています。
騒がないこと。
ゴミを勝手に外へ出さないこと。
21時以降にパーティーをしたり、大声で騒がないこと。
そういうことを、現地でちゃんと目に入るようにしてあります。
自分が外国に行った時のことを考えても、雑に書かれた英語だけの注意書きより日本語で丁寧に書かれた案内が貼ってあったら、ちゃんと見ようという気になります。
民泊でも同じです。
それでも、どこに行ってもルールを守らない人はいます。
ただ、それは民泊だけの問題ではありません。
一般的なホテルでもいます。
賃貸住宅でもいます。
単身者向けマンションでも、どんな人が住んでいるか分からない不安はあります。
でも結局みんな管理されていて、ルールが守られるなら受け入れているわけです。
民泊だけを特別に危険扱いするのは、少し乱暴な見方かもしれません。
もちろん、民泊だからこそ気をつけるべき点はあります。
でも、ちゃんと管理する。
ルールを伝える。
外に迷惑を出さない。
この基本を外さなければ、近隣と共存することは十分できます。
怖がるべきなのは、民泊という言葉そのものではありません。
本当に怖いのは、管理されていない施設です。













